結論から言うと、わからない。

2018年のリトグリのコンペシートには、こんな風に書いてあったという。(メジャー・レーベルに聞く 楽曲コンペと音楽制作サロン 灰野さんのインタビュー記事ね。)

必ずしもこれにとらわれる必要はありませんが、下はGぐらいまで、 上はDぐらいまでが実声、それ以上はファルセット。
記事中にはさらに記述があり、
「その音域を使ってくれ」というよりも、実際にそのボーカリストの歌声を聴いてもらいおいしい音域を使ってほしい。


では、実際の楽曲ではどのぐらいの音域を使用しているか。

ECHO G#5

seasons of love C6

下は summer days E3

manakaが、悲しみの果てをTV出演して原キーで歌ってたね。
あれが、…ちょっと待って、
G2だわ。
低っ!
テノールの下側、C3よりもさらに低くて、バリトンの下側が、だいたいG2なんだよね。
manaka!あんた、バリトン歌手出来るよ!
混声四部合唱なら、バスも出来る。
さすがは俺の嫁(予定)

下は、NHKSONGSだったかな、圭介さんのインタビューによると、さらに広がっているという話もある。

上は、C6が出たら、それ以上は使わないでしょう。少なくとも、J-popでは使用しない領域。っていうか、G5以上も使うことはほとんどないでしょう。

MBS SONGTOWNだったか、記憶があいまいなんだけど、その中で、seasons of loveのC6が出るのが凄いって言う話になった。
C6は、manaka以外にも、リトグリみんな出るという。どんだけ奇麗に出せるかが大事。
って話だった。

声域は、あまり狭いと楽曲制作に制限が出てきて、支障が出る場合もあるかもしれない。
これについては、「現役作家のつぶやき!クリエイターの悶絶生活」にこんな記述がある。

音域は絶対条件ではないけど・・・

依頼書で音域が書いてある時に、声優さんや新人歌手、フォーメーションが複雑なアイドルには、音域厳守が優先順位で高めと言えます。ただ中堅のアーティストなどには、敢えて歌いやすいファルセットを提案したり、半音オーバーしてもメロを優先させるかどうかは、直近の作品や様々な状況を鑑みた上で提案しても良いと考えてます。

リトグリの場合には、男声の楽曲でも、たいがいは原キーのまま歌える。ただ、美味しい声域ってのはあるので、それに合わせて歌った方が良い。
これは、ゴスペラーズの「永遠に」をリトグリがカバーする際に言っていた。
ゴスペラーズの村上さんによると、リトグリが持ってきたデモは、原キーだったという。
だが、リトグリにとって美味しい音域は、また別なので、原キーで出るとしても、自分たちの美味しい音域で歌えと、レコーディングにも立ち会って歌唱指導したという。

リトグリは、美味しい音域も広いので、たいがいの楽曲であれば、原キーのままカバーできる。
男声の楽曲の場合に、どうするかだよね。さらにいえば、デュエット曲や混声の場合には、どうするかだよね。

Ain't No Mountain High Enough のカバーに、一つの答えがあるような気がする。




おしらさんも言ってたけど、圧倒的に不利とされる女性コーラスユニットにも関わらず、不利を感じさせないのは、一般的な男声領域までカバーできる音域の広さにある。

デュエット曲は、男声の音域があるから、音域が広いんだよね。
先日、音楽の日で、A whole new worldを歌っていた。これもデュエット曲。ディズニー映画の「アラジン」の主題歌。
リトグリが初期の頃からカバーしていた。当時は日本語歌詞で歌っていた。
男性歌手とのコラボじゃなくてリトグリだけで歌えるのが強み。
ディズニーの名曲は、安定して視聴率が出るという。今後も歌う機会があるでしょう。
歌い込んでいくと、クオリティが上がっていくので、楽しみにしている。

音楽の日での瞬間最高視聴率は、安室奈美恵「Hero」のカバーの方だったが、こちらのディズニー名曲メドレーも高い数字だっただろう、番組の全体的な視聴率の底上げに貢献したことは間違いない。






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