12/29 TBSラジオ 『大沢悠里のゆうゆうワイド』

実はこの番組、凄い番組なのだ。
1986年から放送されている長寿番組で、しかも、関東のAM/FM合わせた全時間帯全ラジオ番組中で聴取率トップクラスだ。

ちなみに、リトグリが出演した火曜日は、佐田玲子さんが、アシスタントを務めている。
佐田玲子さんは、さだまさしさんの妹で、シンガーソングライターだ。
ちなみに、佐田玲子さんのデビュー曲は、中島みゆきさんが作詞作曲した「くらやみ乙女」。
リトグリは、この番組中で、中島みゆきさんの「ファイト!」のカヴァーを歌った。中島みゆきさんつながりだ。
これについては、また後で、詳しく書こう。

リトグリが『大沢悠里のゆうゆうワイド』に出演したことにびっくりした理由

『大沢悠里のゆうゆうワイド』のリスナーは、高年齢者が多い。
この番組に限ったことではなく、TBSラジオは、高年齢者を主要聴取者としている。

一方、リトグリのファン層は、女子中高生が6~7割だ。
このミスマッチは、いいんか?

実は、ラジオの世界では、静かに地殻変動が起きている。
radikoだ。
radikoによって、PCやスマホで、ラジオ番組を聴けるようになった。しかも、電波を利用したラジオよりも、雑音がなくはるかに高音質で楽しむことができるようになった。聴取者層は、ラジオと比較して、若年層が多い。PCやスマホの普及率と、ラジオ受信機の普及率から考えて、今後は、radikoの聴取者が、さらに増えてくることが予想される。ただ、同時に、定額音楽配信サービスの波もやってきている。
数年前にはラジオがオワコンと言われていた。状況が変わるかもしれない。(ちなみに、本来の意味では、オワコン(終わったコンテンツ)は正しくない。ラジオは、コンテンツではなく、メディアだからだ。)
まだ、radikoに対応していないラジオ局もあるが、これは問題外だ。じり貧になるのは避けられない。

ラジオ各局は、すでに、radiko聴取者への対応を始めている。いや、模索していると言った方が良いだろう。
ポイントは二つある。一つは、若年層の取り込み、もう一つは、高音質への対応だ。

音質については、AMは雑音が多かったし、FMでも条件が良くなければ雑音が多かった。FMの方が比較的音質が良かったために、音楽番組が多かった。それが、radikoにより、飛躍的に音質が向上した。
これにより、AMはもちろんFMでも、音質重視にできる。これまでなら音楽だと、メロディ重視だった。ハモリなど楽曲の細かい部分は、雑音で聴き取りづらかったからだ。radikoによって、もっと楽曲の細かい部分まで、聴取者に楽しんでもらうことができるようになった。
ハーモニーが美しいアーティストの活躍の場が増えたと言える。

若年層については、スマホ普及率が高いので、radikoの聴取環境は整っている。あとは、興味を持って聴いてもらえれば、若年層の聴取者も増える。若年層も好む番組作りや、若年層のファンが多い芸能人を起用したり、若年層の支持が高いアーティストの楽曲をかけたりだ。
今回のゆうゆうワイドも、そんな傾向の一つだろう。
東海ラジオの『ハモれでぃお』も、そうなんだが、これについては、またの機会に、記事にしたい。 

前置きが長くなった。
番組コンテンツの解説に入ろう。

Little Glee Monsterの名前の由来

大沢 「リトルグリーモンスター、これ、リトルは、ちょっと小さい?」

リトグリ 「はい」

大沢 「で、グリーってのは?」

manaka 「人々の心を歌声だけで歓喜するという意味を、グリーにはあるんですけど、それで、私たち、歌の大物になりたい。それがモンスターという‥ まだまだ未熟な部分もあるんで、リトルをつけて‥。」

大沢 「謙虚ですね。」

ここなんだが、manakaに、一つ覚えてほしいテクニックがある。

相手の会話テンポに合わせることだ。

manakaは、1を訊いたら10答えられる賢い子だ。ただ、こういう場合、MCの会話のテンポに合わせて話した方が、聴取者にとっては、聴き取りやすく印象が良い。

具体的に、シミュレーションしてみよう。
 ↓
大沢 「リトルグリーモンスター、これ、リトルは、ちょっと小さい?」

リトグリ 「はい」

大沢 「で、グリーってのは?」

manaka 「人々の心を歌声だけで歓喜するという意味が込められています。」

大沢 「モンスターは?」

manaka 「モンスターは、怪獣なんですけど、グリーモンスターで、歌の大物って意味合いがあります。」

大沢 「へぇ、歌の大物。」

manaka 「まだまだ未熟な部分もあるんで、リトルをつけて、リトルグリーモンスターって名前になりました。」

大沢 「謙虚ですね。」

と、こんな感じだ。

実際には、MCの大沢さんに依存する部分も大きいので、シミュレーション通りにはならないが、結果的に、こちらが言いたいことを言えなかったとしても、MCの会話のテンポで話した方が、リスナーにとって聴き取りやすく、リトグリの印象が良くなる。


アカペラは難しい


大沢 「今日は、生で歌ってくれる。アカペラでしょ。」

リトグリ 「はい。」

大沢 「アカペラ難しいんですよ。歌手としても」

佐田 「めちゃめちゃ難しいです。正直言いますと。私もコーラスグループやってましたけど。で、2、4、6人でしょ。6人って、どういう編成になるのっていう感じになりますよね。」

リトグリは、オリジナル曲もカヴァー曲も、アカペラも、6部編成だ。
女性6人で、コーラスだと、ソプラノ、アルトの女声2部か、ソプラノ、メゾソプラノ、アルトの女声3部が一般的だ。
リトグリの場合には、6部だ。それもリードヴォーカルが入れ代わり立ち代わりになるという、恐ろしい編成だ。
さらに、かれんとか、manakaとか、発声は男声も女声も使い分けているので、かれんはバス、manakaはバリトンとも言える。そういう意味では、混声6部だ。(笑)
一般的に、女性だけのコーラスは、音域が狭く声質が似ていて単調になりがちと言われる。それをピアノなどの楽器で補うのが一般的だ。
ところが、リトグリの場合、胸声由来の男声を駆使できる。そのため、アカペラでも、単調になることがない。これがリトグリの最大の強みだろう。もちろん、世界的に十分に通用する。


お父さんお母さん心配してない?

リトグリ選抜の経緯から、関西弁の話、学校の勉強との両立の話と続く、大沢さんとの年の差が、おじいちゃんと孫ぐらいなので、大沢さんの視点も、そんな視点からの話だ。

大沢 「お父さんお母さん心配してない?」

芹奈 「最初はやっぱ心配されましたね。」

大沢 「だって、女の子1人で出してくるんだもん。」

リトグリ 「そうですね。」

佐田 「いま、でも、連絡がね。もう、何でもありますもんね。LINEもあるし‥。」

MAYU 「そこは、大きいかもしれないです。」

大沢 「そうかね。心配だよ。俺だったら。」

もう、大沢さん、おじいちゃん目線だ。

佐田 「そりゃそうですよね。女の子ですからね。」

大沢 「変な男がつくんじゃないかって。」

リトグリ (笑)

大沢 「ほんとだよ。」 佐田 「声でかいな。」

佐田 「笑い声でかいな。」

これは、リトグリメンバーは、『変な男』に心当たりあるよね?心当たりあるよね?心当たりあるよね?っていうか、おそらく私のことだろう。


(はい、ここは、とにかく明るい安村さんの声で)
  ↓
まなかさんのお父さんお母さん、安心してください。穿いてます。

っていうか、これじゃあ、ますます安心できないだろ。


(はい、ここは、志村けんさんの『変なオジサン』の声で)
 ↓
まなかさんのお父さんお母さん、安心してください。そうです。私が変なオジサンです。



続きは、後日

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