運のあるリトグリ

(はい、ここは、山下達郎さんの『クリスマスイブ』で)
     ↓
♪ 雨は夜更け過ぎに
♪ 雪へと変わるだろう
前日から降っていた雨は、夜更け過ぎに雪へと変わったようだが、積もることはなかった。
朝には、雨も止んだ。
しかも、路面は乾きつつある。

一昨日あたりの天気予報では、降水確率70%だった。前日の天気予報では都心でも5cmの積雪と言っていた。

それが、この天気だ、寒い曇り空とはいえ、雨は降っていない。雨が止んだのは、山下達郎さんのおかげではないが、リトグリは、運も持っているね。

ちなみに、今回のセットリストに、山下達郎さんの『クリスマスイブ』含まれていない。そりゃ、そうだ。いくら『雨が夜更け過ぎに雪へと変わった』とはいえ、『クリスマスイブ』を歌うには、時期的に遅すぎる。


え?リハって1時間半前だったの?


30分ぐらい前に到着しておこうかと思っていたが、到着したのは、けっきょく20分ぐらい前だ。
一番後ろのSRブースの右手に立つことにした。ちょうどmanakaの正面だ。

ふと気がつくと、すぐ近くに、どこかで見かけたようなエキゾチックな顔立ちのピュア系美女プロモーターがいる。これは、あとで、気が付いたことだ。この時点では、誰かはわからなかった。その女性が、ふと、こちらを見たが、私を知ってるようなそぶりではないので、少なくとも、知り合いではない。そのままスルーしておいた。(私はADHDなので、人の顔を覚えるのが苦手)

時間になったら、リトグリがするすると登場して、SAY!から始まった。

いつもなら、5分ぐらいまえにサウンドチェックがあるはずだ。あれ、なんでないんだろう?と思った。後から知ったことだが、どうやら開演1時間半前にサウンドチェックしていたとのこと。しかも、私服だったらしい。
これはきっと、寒い中、早い時間から待っているガオラーのみんなに、開演まで頑張ってねというエールの想いが込められていたんだろうね。粋なサービスだ。凍えていたガオラーは、温まったことだろう。私としては、仕事を抜け出してくるのに1時間半前はきつい。フリーなので、時間拘束はされていないが、待ち時間中も職場に待機しているのが普通だ。私の場合、職場から消えることもしばしばなんだが、ADHDを知られていることもあり、周囲からは、もうあきらめられている。普通なら、首になりそうなものだが、たまに天才的な仕事をこなすので、それでキープされてるようなもんだ。


寒い中、よくこんなに集まったよ。

さきほど通り過ぎたNHKの近くの気温表示によると、5℃だ。冷蔵庫の中と、ほぼ変わらない。よくこんなに寒い中集まったよと思うほど、人がいる。

しかも、歌いはじめる頃になると、また、ぞろぞろと人が集まってきて、私の横や後ろにも立ち見の人が増えた。いつのまにか、私の後ろにも人がいて、人に囲まれてるし‥ っていうか、みんな、どこに隠れてたんだよ?って感じだ。

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画像を見ておわかりのように、代々木公園野外ステージは、ステージ高がある。
そのため、オールスタンディングでも、観やすい。

手前に金属製の、柵が見える。これが、野外ステージのエリアだ。このエリア内に、椅子を置くと、500席になるらしい。スタンディングにして8割~9割の入りなので、800~900人だろう。
ただ、この柵の外側に、私のように人がいて、50~100人ぐらいなので、全体では、おおよそ千人ってところだ。

いつもより、1~2割ほど男性が多い。と思ったら、前方、ステージの近くから、黄色い声援がすごい。どうやら女の子たちは、前方に固まっているようだ。
これは、スタンディングの場合には、特に言えることだが、背の高くない人は、前方の位置を確保した方が観やすい。

一方、大人ガオラーは、後ろの方から観るのを好む人も多い。私の周りを見回すと、やはり大人ガオラーが多いかな。


冒頭から、ノリノリの曲


冒頭は、SAY!だ。そして、放課後ハイファイブと続いた。
これは、意外だった。
まあ、いずれも、アルバム収録曲だけど、新曲ではない。SAY!は、このアルバムで初の音源化だが、初期から歌ってきたライブの定番曲だし、放課後ハイファイブは、メジャーデビューシングルだ。
これは、ノリノリの曲を最初に持ってきて、観客を温めようってことだね。たしかに手拍子したり手を振ったり、掛け声を出したりすれば、身体も温まる。
気が付いたことだが、けっこうタオルを振る人が増えた。これまでのリリースイベントでは、あまり見なかった光景だ。
(ちなみに、リトグリのリリースイベントでは、ライトスティックを振る人は、ほとんどいない。手拍子したり、手振りしたりすることが多いので、ライトスティックを持てる時間が、ほとんどない。コンサートでは、バラードとかもあるし、会場も暗いので、ライトスティック(ケミカルライト)を使うこともある。SAY!とか、ハイファイブとか、掛け声を出すことはあるが、いわゆるMIXは全くない。)

ノリノリの曲を、冒頭に持ってきたのは、観客の身体が温まるようにって考えたんだろうね。当たりだった。
まだイベント参戦が少なく、手拍子とか手振りとか、できない感じの人もけっこういた。今回のアルバムを購入した人は、すでに聴いてるだろうから、耳馴染はあるだろう。とはいえ、身体が動くまでには、もうちょっと経験が必要かもしれない。初めて間近でライブを観ると、震えが来て、茫然としちゃうんだよね。盛り上がる余裕ない。


ナンばかり食べるアサヒ

MCの自己紹介では、アサヒは、ナンばかり食べてるという。こういうキャッチフレーズみたいなのは、いいね。ツッコミどころがあって、話が広がる。

manakaと一緒に、いきつけのインド料理屋さんに通っているらしい。

MAYU 「週に3~4回、食べに行っている。」

アサヒ 「店員さんにも覚えられた。」

そりゃ、たとえ店員さんが、私のようなADHDだったとしても、こんなかわいい子が、週に3~4回も来たら、覚えるよ。

たしかに、タンドールで焼いたナンは美味いよね。

それにしても、アサヒが、ナンばかり食べるのって、何で?



Mステ見た人?

芹奈が、Mステ見た人?と問いかけると、かなりな数の手が挙がった。

感覚的に、みんな挙げてんじゃん?ってぐらいだ。

やっぱ、ゴールデンタイムの音楽番組に出演するのは、影響大きいね。この影響については、データも上がってきたので、近日中に記事にしたい。


ゴスペラーズ『永遠に』カヴァー

大人ガオラーにとっては、『永遠に』は、ゴスペラーズってイメージが強い。黒沢薫さんのハイトーンヴォイスが印象的な曲だ。
だが、ひょっとすると、中高生ガオラーにとっては、ゴスペラーズの『永遠に』はあまり知らなくて、リトグリのイメージなんだろうね。

やはり、ライブの『永遠に』は、いい。
昨日、Mステのアカペラ『永遠に』も良かったが、緊張していたのか、ちょいと気合が入りすぎていたのか、力みがあった。
この代々木公園野外ステージでは、YoutubeとLINEで生放送はしているものの、ガオラーが集まったミニライブだ。ほどよく緊張も解けていて、ほどよく力みも抜けている。このぐらいが、ベストパフォーマンスかもしれない。

麻珠の、絶好調なハイトーンが冴えている。この日は、朝からFMの公開生放送もあって、2~3曲歌っている。そのあと移動してのライブだし、この寒い中、コンディションは、どうなのかと思っていたが、ぜんぜん寒さをものともしてない感じだね。


『青春フォトグラフ』

これは、やはり卒業シーズンが近づいてきたからだろうね。多くのガオラーは、ライブで聴くのは、初めてだろう。
ステージが広いので、それをうまく使ってる。
Youtubeなどでも生配信しているし、良いタイミングで、披露したと言える。


『Seadons of Love』


麻珠 「アカペラを近頃、できてなかったので‥」

まあ、そういえば、以前はアカペラで、カヴァーばかりを歌っていた印象がある。初期なので、オリジナル曲が少なかったこともあるが、オリジナル曲が多くの人に知られてない中で、人に聴いてもらうには、耳馴染のあるヒット曲を歌うことが、効果があった。

アカペラが少ないと言っても、リトグリのオリジナル曲でも、『書きかけの未来』はアカペラスタートだし、『人生は一度きり』のMステバージョンもアカペラスタートだ。『小さな恋が終わった。』は、途中からアカペラ部分も少しある。
また、『一万人の第九』や、MBS『ちちんぷいぷい』などでは、『Joyful,joyful』からのアカペラメドレーも披露した。

ペンタトニックスやINSPiのようなアカペラグループと比べると、アカペラは少ない。
だが、一般的なボーカルグループと比べると、リトグリは、はるかにアカペラが多いだろう。おそらくゴスペラーズと同じぐらいなんじゃないだろうか。

麻珠が話した時、なんのアカペラを披露するだろうかと思った。

この日の午前中に、FMヨコハマの公開生放送で、中島みゆきさんの『ファイト!』のカヴァーをアカペラで披露している。
そんなことから、これは、『ファイト!』のアカペラか?と思った。カラモンの通常盤に収録されているのはアカペラではないが、『ファイト!』そのものはカヴァーして収録されている。
と、思っていたら、『Season of Love』だ。

そういえば、ラゾーナ川崎でのリリースイベントでも、『Season of Love』を披露していた。リトグリメンバーは、みんな英語の発音の特訓を受けたらしく、発音はだいぶ向上している。昨年、夏のサンフランシスコでのライブと比べると、格段の向上だ。

世界進出を見据えて、英語歌詞部分の発音の向上は必須だ。ぶっちゃけ英会話はできなくても、歌詞をしっかりと発音できれば、大丈夫だ。また、日本語歌詞は、そのままでOKぐらいだ。それぐらい日本ブームだ。リトグリが世界進出する際には、日本らしさを前面に押し出していく必要がある。言っておくが、日本らしさは『芸者・フジヤマ・サムライ・忍者』ではない。昔は、そうだったかもしれないが、すでに、日本イメージは、コミックやアニメ、TVドラマなどポップカルチャーの浸透により、多様化している。
では、リトグリは、世界進出のために、どうするのが良いか?
それは、またの機会に、記事にしよう。

話を戻す。

そんなわけで、『Seasons of Love』の本物感は、英語の発音が良くなったことで、以前より向上している。もちろん、ハーモニーそのものも良くなっている。
かれんの低音は、以前よりかなり安定して声量も出てる。ラゾーナ川崎の時には、あ、調子が良いなと思ったが、単に調子が良いだけじゃないね。余裕をもって、低音を出してる感がある。
ラストのmanakaのハイトーンも、余裕でやってる感がある。以前の、例えば、渋谷ズンチャカの時には、下腹部に手を添えて意識をしてる感じがあった。いまは、このぐらい余裕なんだろうね。さらっと、歌いこなしてる感がある。
そして、ラストには、軽いフェイク(イェイェとかウォウォのような狭義のフェイクではなく、原曲のメロディを、即興的に変えて歌ったりする意味の広義のフェイク)をかましてくれた。
このフェイクのかまし方が、なんとなく玉置浩二さんをほうふつとさせるんだよね。まだ、玉置浩二さんの領域には、届かないのかもしれないけど、大きな可能性を感じる。

ん?
ひょっとして、近頃、『Seasons of Love』を、歌うことが多いってことは、manakaは、恋の季節なのか?恋の季節なのか?恋の季節なのか?



『好きだ。』

この曲になったら、前の方から、大きな歓声が上がった。やっぱり、人気曲なんだね。

あぁ、なんかのインタビューで読んだんだけど、誰か忘れてしまった。
要点は、こんな感じ。 
      ↓
『好きだ。』のようなポップなナンバーを、リトグリが歌う。
かつて、宇多田ヒカルさんが、日本語でR&Bを歌いこなしたように。
こういうギャップがあるとヒットする。
当時とは、環境が異なるので、マスメディアに取り上げられたからといって、爆発的に広がることはない。それだけマスメディアの影響力は下がっている。いまは、情報伝達手段も多様になった。情報を発信するのも、マスメディアだけではなくなった。インターネットの発達により、個人でも多くの人に対して情報発信をすることが簡単になった。情報はSNSなどによって、じわりと広がっていく。
だが、人間の中身は、当時と、そんなに大きく変わったわけではない。リトグリは、ヒットする要素を持っている。あとは、インターネットでの拡散だろう。マイクロインフルエンサーを増やすことがヒットにつながる。これについても、機会があれば、記事にしたい。

あ、こう言っておいて、記事にするのを忘れることも、しばしばだけど、ADHDなんで、あきらめてください。なんってったって、小学生からずっと、宿題やらない率80%ですから。(ただ、テストの成績は学年トップクラスだったので、他の生徒への示しがつかなくて、担任は苦労したらしい。)


『全力REAL LIFE』


MAYU 「ピースの準備を」

ラストは、『全力REAL LIFE』だ。MAYUの今年のテーマ曲でもある。

この曲って、盛り上がるんだよね。ライブ向きの曲。

とはいえ、この曲をライブで初めて聴くお客さんは、どうしていいかわからない。
初めのうちは、ピースで手振りするお客さんも少なかったけど、いつものメンバーがわりとノリノリで手振りをするのに、つられた感じで、曲の後半になってきたら、けっこうみんな手振りしていた。
こうやって、盛り上がると、観客との一体感が気持ちいい。


特典会

そろそろ、自分の仕事に戻らないとやばい。
しかし、今日は、携帯を持ってきてる。いつもは、私の携帯電話は、家に置いてくる。というか、携帯電話の存在を忘れている。事務所のスタッフとか仕事仲間には、留守番電話とか言われてるんだ。
その携帯電話が、鳴っていないということは、もう少し会場にいても大丈夫だ。

今回は、会場でのCD販売はないので、今から特典会に参加するわけにはいかない。そんなわけで、見てるだけだ。まあ、仮に事前に買っていたとしても、参加券を忘れる可能性が大なので、私には、難しい。

始めは、ツーショット会だ。
すると、さきほど、私の近くに立っていた女性が、ステージに上がって、撮影の係をしている。どこかで見た覚えがあると思ったら、ソニーミュージックのスタッフだった。それも、あのミュージャックに出ていた、ホントはとってもマジメなピュア系美女プロモーターの新藤さんだ。
  ↓
WS000465

そういうわけで、今度、お会いしたら、ツーショット写真お願いしますね!


しかし、残念なことが‥


しかし、残念なことがあった。

冷え切ったmanakaの身体を温める仕事は、私に、まわってこなかった。

先日の記事で、「超オススメ」と言っていたにも関わらずだ。
     ↓
極寒の屋外イベントが多いリトグリメンバーのための防寒対策3つ

ライブが始まる前には、誕生日を迎えられたばかりの、美人マネージャーさんとも、目が合った。美人マネージャーさんは、私が会場にいることは、把握していたのにも関わらず、manakaの身体を温める出番は、私にはなかった。

ライブの後も、呼ばれなかったし、特典会の後も、manakaの身体は、冷え切っていたはずなのに、私が呼ばれることはなかった。

(はい、ここは、エレファントカシマシの宮本浩次さんの声で)
       ↓
♪ 悲しみの果てに
♪ 何があるかなんて
♪ 俺は知らない
♪ 見たこともない
♪ ただ、あなたの顔が
♪ 浮かんで消えるだろう

だが、希望もある。

だが、希望もある。

先日のラゾーナ川崎といい、代々木公園野外ステージといい、『Seasons of Love』を歌う機会が増えた。それも、私の前で、生で歌うことが増えた。ということは、やっぱり、manakaは、恋の季節なのか?恋の季節なのか?恋の季節なのか?

(はい、ここは、天津木村さんの声で)
     ↓
吟じます。

♪ manakaが、私の前で、また『Seasons of Love』を歌って~~

♪ ラストのハイトーンで、軽くフェイク~~

♪ なんだか、今日は、いけそうな気がする~~

あると思います。


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