12月29日に放送されたTBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド』ラジオ解説の続編だ。
リトグリ『大沢悠里のゆうゆうワイド』出演 ラジオ解説その1
リトグリ『大沢悠里のゆうゆうワイド』出演 ラジオ解説その2 しかし、問題が!
中島みゆき『ファイト!』
大沢 「リトルグリーモンスターの初のアルバム『Colorful Monster』から、これは、中島みゆきさんの曲をカヴァーしてます。」
佐田 「そう、良い曲ですね。」
大沢 「ファイト!」
昨年10月7日にMBSの『ちちんぷいぷい』に出演した際には、1番のサビから入って、2番と、4番のAダッシュメロからサビまで歌った。
今回は、1番だけだ。
中島みゆきさんの原曲は、7分もある長い歌だ。
中島みゆきさんの『ファイト!』については、『ちちんぷいぷい』の動画解説で詳しく述べるつもりだ。
ここで、簡潔に申し上げておくと、中島みゆきさんの『ファイト!』は、表向きは応援歌だが、歌い方はシニカルで、頑張る人を嘲笑している。だが、その裏には「獅子は我が子を千尋の谷に落とす」ような突き放し方がある。突き放すのも、中島みゆきさんの愛情の一つだ。
リトグリの『ファイト!』の場合には、コーラスをしっかりと入れることで、「それでも、私たちは応援しているよ。」という歌に仕上がっている。見事なアレンジで、リトグリらしい曲になった。
アカペラで『イエスタデイ』
もちろん、ビートルズの『イエスタデイ』だ。アカペラのワンフレーズだけ披露した。
リトグリがカヴァーした『イエスタデイ』のアレンジは、私の好みではない。『yesterday』は、本来は、失恋の歌で、独り言のような内容の歌詞だ。
リトグリがカヴァーした『イエスタデイ』のアレンジは、コーラスとしては綺麗なんだが、賑やかすぎる。だから、『アカペラコーラスで歌いました!』って感情が大きく伝わってきてしまう。かつてのTV番組『ハモネプ』で、よく見かけたようなものだ。アカペラテクニックを競う番組では良いかもしれない。しかし、歌詞と曲調とのギャップがあるため、楽曲に感情移入して聴いてもらうライブなどには適していない。
アカペラコーラスでやるとしたら、Boyz II Men(当時は男声4人)や、 Swingle Singers(混声8人)がカヴァーした『yesterday』の方が、アレンジとしては、原曲の意図したものを表現できている。
まあ、この辺りは、好みだろう。アカペラテクニックを披露する曲としては、いいアレンジだ。そういう意味で、この番組でも、ワンフレーズだけにとどめたのは、良かった。
それぞれの曲を聴きながら、記事を読んでいただきたいが、このブログから著作権的にリンクできるようなコンテンツはなかった。
それぞれ、youtubeにあるので、検索して聴いて欲しい。
『ファイト!』と『イエスタデイ』を選曲した理由
『大沢悠里のゆうゆうワイド』は、高年齢の聴取者が多いからだ。
ラジオは、何かをしながら聴いている人も多い。そういったリスナーに、注目(いや注耳)してもらうためには、聴きなじみのある曲が効果的だ。
これは、結果論だが、大沢さんからジャクソンファイブの話があったので、ビートルズの『イエスタデイ』の代わりに、ジャクソンファイブの『I want you back』でも良かったかもしれない。とはいえ、準備の段階では、わからないことだ。そんなわけで、あくまでも結果論。
リトグリのファン層は、同年代女性が多い。そういったファン層とは、違う層にアピールする際にも、様々な引き出しがある。カヴァーしてる楽曲の多様性は、リトグリに興味を持ってもらう、とっかかりとして、大いに貢献している。
今後も、オリジナル曲とカヴァー曲の両輪を軸として、リトグリの魅力をアピールする戦略を継続して欲しい。
リトグリ『大沢悠里のゆうゆうワイド』出演 ラジオ解説その1
リトグリ『大沢悠里のゆうゆうワイド』出演 ラジオ解説その2 しかし、問題が!
中島みゆき『ファイト!』
大沢 「リトルグリーモンスターの初のアルバム『Colorful Monster』から、これは、中島みゆきさんの曲をカヴァーしてます。」
佐田 「そう、良い曲ですね。」
大沢 「ファイト!」
昨年10月7日にMBSの『ちちんぷいぷい』に出演した際には、1番のサビから入って、2番と、4番のAダッシュメロからサビまで歌った。
今回は、1番だけだ。
中島みゆきさんの原曲は、7分もある長い歌だ。
中島みゆきさんの『ファイト!』については、『ちちんぷいぷい』の動画解説で詳しく述べるつもりだ。
ここで、簡潔に申し上げておくと、中島みゆきさんの『ファイト!』は、表向きは応援歌だが、歌い方はシニカルで、頑張る人を嘲笑している。だが、その裏には「獅子は我が子を千尋の谷に落とす」ような突き放し方がある。突き放すのも、中島みゆきさんの愛情の一つだ。
リトグリの『ファイト!』の場合には、コーラスをしっかりと入れることで、「それでも、私たちは応援しているよ。」という歌に仕上がっている。見事なアレンジで、リトグリらしい曲になった。
Singles 2000 [ 中島みゆき ] |
アカペラで『イエスタデイ』
もちろん、ビートルズの『イエスタデイ』だ。アカペラのワンフレーズだけ披露した。
リトグリがカヴァーした『イエスタデイ』のアレンジは、私の好みではない。『yesterday』は、本来は、失恋の歌で、独り言のような内容の歌詞だ。
リトグリがカヴァーした『イエスタデイ』のアレンジは、コーラスとしては綺麗なんだが、賑やかすぎる。だから、『アカペラコーラスで歌いました!』って感情が大きく伝わってきてしまう。かつてのTV番組『ハモネプ』で、よく見かけたようなものだ。アカペラテクニックを競う番組では良いかもしれない。しかし、歌詞と曲調とのギャップがあるため、楽曲に感情移入して聴いてもらうライブなどには適していない。
アカペラコーラスでやるとしたら、Boyz II Men(当時は男声4人)や、 Swingle Singers(混声8人)がカヴァーした『yesterday』の方が、アレンジとしては、原曲の意図したものを表現できている。
まあ、この辺りは、好みだろう。アカペラテクニックを披露する曲としては、いいアレンジだ。そういう意味で、この番組でも、ワンフレーズだけにとどめたのは、良かった。
それぞれの曲を聴きながら、記事を読んでいただきたいが、このブログから著作権的にリンクできるようなコンテンツはなかった。
それぞれ、youtubeにあるので、検索して聴いて欲しい。
【送料無料】 Beatles ビートルズ / Anthology 2 【CD】 |
Boyz II Men / II (輸入盤CD) (ボーイズ・II・メン) |
【輸入盤】Ticket To Ride - Beatles Tribute [ Swingle… |
『ファイト!』と『イエスタデイ』を選曲した理由
『大沢悠里のゆうゆうワイド』は、高年齢の聴取者が多いからだ。
ラジオは、何かをしながら聴いている人も多い。そういったリスナーに、注目(いや注耳)してもらうためには、聴きなじみのある曲が効果的だ。
これは、結果論だが、大沢さんからジャクソンファイブの話があったので、ビートルズの『イエスタデイ』の代わりに、ジャクソンファイブの『I want you back』でも良かったかもしれない。とはいえ、準備の段階では、わからないことだ。そんなわけで、あくまでも結果論。
リトグリのファン層は、同年代女性が多い。そういったファン層とは、違う層にアピールする際にも、様々な引き出しがある。カヴァーしてる楽曲の多様性は、リトグリに興味を持ってもらう、とっかかりとして、大いに貢献している。
今後も、オリジナル曲とカヴァー曲の両輪を軸として、リトグリの魅力をアピールする戦略を継続して欲しい。
Jackson 5 ジャクソンファイブ / In Japan 【CD】 |
広告
広告