(リトグリ武道館公演WOWOWでの放送より)
ライブ参戦のルールやリリースイベント参戦のルールについては、公式ウェブサイトに掲載される。
追記
コンサート特設サイトでもルールが掲載されてる。(2019.1.29改訂)
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リリースイベントの注意事項につきまして2016.12.16
また、ライブ前に前説があることも多い。
リトグリのファンは、マナーが良いことで知られている。
とはいえ、近頃は、新規のファンもだいぶ増えたので、まだマナーを知らない人も多い。
また、どう見ても、他のアイドルやアーティストの現場でのやりかたを、リトグリの現場に持ち込んでしまった勘違いの人も、ちょくちょく見かける。
そこで、あらためて、リトグリ現場におけるマナーをまとめた。
ライブ参戦マナーの三つの目的
ライブ参戦マナーの目的は次の三つ。
・小学生でも安心してライブに参戦できるようにすること。
リトグリのファン層は、10代が多い。小学生もいる。
武道館でも、私の隣は、小学生の女の子だけの2人連れだった。
保護者同伴でない小学生でも安心してライブに参戦できるようにすることが重要。
さすがに、幼稚園児ぐらいになると保護者同伴で来るだろうが、小学生だけの参戦は、けっこうある。
・ファン層を拡大し続けるために排他的な雰囲気を作らないこと。
一部の観客だけが、一般に周知されていない盛り上がり方をすると、その盛り上がり方を知らないファンは、盛り上がることが出来ない。排他的な雰囲気が出来てしまう。これは、開放された空間で行うリリースイベントでは、致命的。
通りがかりの人を、立ち止まらせて、ファンにするためには、誰でも入ってこれるような雰囲気作りが必要。
ベストなのは、いわゆる地蔵(動かないこと)か手拍子。これなら、通りがかりの人でも、輪の中に入ってきやすい。
以前から、気になってるのは、おまいつ(おまえいつもいるなの略)のガオラーさんたちが、リリイベとかで、ステージから遠い後ろの方にいるんだよね。
誰でも参加しやすいような雰囲気づくりを意図してやっていたのか、それともただ単に後ろが好きなだけなのかはわからないが、結果的に、排他的な雰囲気にならないように、行動していたことになる。
リトグリのファン層が、リリイベで拡大し続けることが出来たのは、ガオラーのこういった行動も、一因となっているだろう。
・10代女子ファースト(第1優先)。10代女子のファンにとって居心地の良いこと。
10代女子はマーケティング的には、金城湯池。
最初は移り気なんだけども、いったん、共感による購買行動が始まると、共感が深まるループに入る。まさしく金城湯池となる。
10代女子にとってリトグリは、共感。
最初は音楽的にハマったとしても、共感できる要素が大きいので、両面において、深くなっていくだろう。
リトグリは、今の10代女子と共に年齢を重ねながら、さまざまな人生経験を共感しあい、これから数十年に渡って支持され続けるはずだ。
一方、男性は共感は少ない。音楽的にハマるタイプと、疑似恋愛タイプと二つのタイプだ。
音楽的にハマるタイプは、共感消費ほど深くはない。場合によっては、ゴスペラーズやペンタトニックスなど、他の音楽グループにも消費が向かう。
疑似恋愛タイプは、移り気だ。若さに魅力を感じていたりすると、次から次へデビューしてくる若い子に興味が向かう。比較的長く応援し続けた場合でも、容姿に衰えが見え始めると、次第にファンは離れていく。アイドルの芸能生命が短い原因はここにある。
したがって、リトグリは、10代女子ファースト(同世代女子ファースト)でいるのが、ベスト。
男のファンでも、もちろん歓迎だが、男のファンの期待に応えるよりは、10代女子の期待に応える方がはるかに良い。10代女子の期待に応えることができれば、他の年代の女性の期待にも、ある程度は応えることが出来る。
男のファンの要望は、無視して良い。
実は、この方程式は、リトグリだけでなく、スポンサーにもあてはまる。
リトグリのスポンサーは、10代女子にマーケティングの焦点を合わせてきている。だから、今後もスポンサー企業とのよりよい関係を続けるためには、10代女子ファースト。
スポンサーや広告代理店もそうだが、優秀な担当者は、統計的なデータだけでは満足しない。必ず現場を見に来る。10代女子は、ライブでもリリイベでも存在感を大いに発揮してほしい。ライブの邪魔にならない限り、キャーキャー騒いでOKだ。
人数が多ければ済む問題ではない。10代女子には、自分が主導して友達や彼氏を巻き込んでいる、ムーブメントの主役であることを示してほしい。かといって、特別なことをする必要はない。歓声をあげるだけで、十分に示したことになる。
逆に、男は、静かにしといてほしい。男がリトグリのライブで存在感を発揮しても、リトグリには何のメリットもない。
さて、それでは、これらの目的を果たすために、どういうマナーが必要なのか、解説していこう。
これから解説する項目は、以下の通り。
・モッシュやダイブなど
・うちわやメッセージボード
・ペンライト、サイリウムなど
・ヲタ芸、MIX コールなど
・物を投げる
・一緒に歌ったり、私語・会話
・携帯電話など音の出るもの
・撮影、録音
・アカペラ中の手拍子
・タオル振り回し
・帽子や盛り髪
・出入り待ち
1、モッシュやダイブなど
モッシュやダイブに限らず、他人と身体的に接触する行為は禁止。
危険行為につき、始めたら即刻退場となる。
怪我をさせたら傷害罪、怪我をさせてなくても暴行罪だ。
とはいえ、リトグリの場合、近頃は、ホールだったりアリーナも座席が用意されているので、始まる可能性は極めて低い。
オールスタンディングになるのは、フェスぐらいかな。もちろん、オールスタンディングでも禁止だ。
モッシュは、イギリスのハードロック系とかメタル系のフェスに行くと、わりとやるらしい。
身長170センチの男の知人(日本人)の話だが、あちらで、参戦したときには、周囲の人がみんな身長も高く、体格の良い外人が多くて、おまけにスタッド付きのレザージャケットとか着てるものだから、あちこち当たって痛かった。楽しいは楽しいんだが、あれは巻き込まれると怖いって。
っていうか、向こうに行ったら、おまえが外人だろ。
2、うちわやメッセージボードなど
禁止はされていない。
うちわやメッセージボードなどは非推奨。
公式グッズにはうちわなどがないことから、うちわなどを持つことは推奨されていない。
武道館公演グッズ一覧
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うちわやメッセージボードは、リトグリ現場では、歓迎されない。
特に、東京・神奈川あたりの現場では、白い目で見られるだろう。
ラゾーナ川崎浴衣リリイベでの一件があるからだ。
詳細は次の記事
↓
ラゾーナ川崎浴衣リリイベは、かなり険悪な雰囲気だった。団扇事件解説
うちわなどを、どうしても掲げたい場合には、その上端が肩の高さまで。
後ろの人の視界を遮る行為は、威力業務妨害罪。
やってる人がいたら、現行犯逮捕可能です。近くの係員に通報してください。
リトグリコンサートでは、メンバーがクラップ(手拍子)を求めることが多い。
メンバーの求めに応じてクラップをしていたら、うちわやメッセージボードなど、持っている時間はないはず。
ちなみに、現状では、ほとんど持つ人はいない。
次の画像は、先日WOWOWで放送されたリトグリ武道館公演だ。
ステージ越しに、アリーナの最前列から2階席まで一望できる。
見渡す限り、うちわやメッセージボードなどを持っている人はいないのがわかるだろう。
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KARAのコンサートでの話だが、うちわは、ほぼ標準装備だった。
公式のグッズとして、メンバーごとのうちわを販売していたし、自作する人もけっこういた。
公演前には、各メンバーのファンごとにうちわを持って集合写真を撮影するのが、一部のファンの間で慣習になっていた。通称うちわ隊。メンバーごとに○○うちわ隊と呼ばれて、集合写真がツイートされていた。それぞれのうちわ隊が数十人から百人近くいたかな。東京ドームの時なんて、100人超えていたと思う。
自作のうちわの場合、反射素材を使いすぎると、キラキラしすぎて、照明が反射するとまぶしいから、それは避けようとか、そういう話が多かった。
ちなみに、韓国でのKARAのコンサートの場合、パールピーチの風船を持つ。(現場だとオレンジ色にしか見えないが…)
この色ね
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ファンクラブの有志数名が、すでに膨らませた風船を配ってくれる。
韓国では単独コンサートは、ほとんどなくて、フェスなんだが、グループごとに座席が指定されている。だから、KARAの応援でフェスに入ると、周囲はみんなパールピーチの風船を持っている。
韓国では、グループごとに、それぞれ風船の色が決まっている。
例えば、
少女時代は、パールピンクローズ
東方神起は、パールレッド
BIGBANGは、風船ではなくバンダナ
あと、かなり珍しいのは、KARAの応援名物、ピンク手袋ね。炊事とか洗い物用のゴム手袋だ
韓国で『プリティガール』をTV披露した時の応援の名残なのだが、ピンクのゴム手袋を両手にはめて応援する。プリティガールの時だけは、この手袋をはめて応援する。他の曲ではやらない。
KARAは、この応援によって、注目を集め、TVのランキング番組で初のランクインを果たした。
ちなみに、私の「食彩旬感」のブログとそのTwitterアカウントのアイコンも、このピンク手袋だ。
ファンがみんなで行動すれば、夢はかなうという意味で、象徴として使っている。
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3、ペンライト、サイリウムなど
禁止はされていない。
ペンライトやサイリウムは、非推奨。
公式グッズには、ペンライトなどはない。公式グッズでは、光るリストバンド。
なぜ、ペンライトのように手に持つものではなく、リストバンドの形なのか?
それは、クラップをして欲しいから。
リトグリメンバーの求めに応じて、クラップをしていたら、ペンライトなどを持つ時間はないはず。
もし、どうしてもペンライトなどを持って、振りたい場合には、自分の肩幅以内。
ヲタ芸の一種と言われるペンライトを振り回すダンスは禁止。
こちらも、周囲の人の視界を遮るような場合には、威力業務妨害罪。
以前に、上海でのコンサートのことだが、観客が交通誘導用の大きなライトを振り回していて、ビックリした。所変われば、マナーも変わる。
ペンライトなどを振り回して目立ちたい人は、中国でのライブに参戦すると良い。中国人は自分が目立つことが大好きだ。
ちなみに、リトグリコンサートの現状では、ペンライトもサイリウムも、ほとんど持っている人はいない。
先日の武道館でも、数えるほど。1%もいないだろう。
次の画像は、WOWOWで放送されたリトグリ武道館公演の冒頭、seasons of loveを使ったイントロだ。
↓
クリックすると拡大表示される。拡大表示すれば、どれだけペンライトやサイリウムが少ないかわかる。
緑の点に見えるのは、公式のリストバンド型のライト。
4、ヲタ芸、MIX、コールなどの掛け声
コール&レスポンスできるのは、一部の曲の一部の部分のみ、メンバーの求めや煽りに応じて、レスポンスするのみ。
それ以外で、声を出すことは禁止。
リトグリのライブは、単独コンサートでは生バンドだ。
しかも、リトグリのキャリアからすると、豪華すぎると思えるほど、豪華なサポートミュージシャンを揃えている。
その演奏に被せて声を出すなんて、失礼だ。
もちろん、メンバーのソロパートに合わせて、メンバーの名前を呼んだり、MCの時にメンバーの名前を呼んだりも、邪魔なだけだ。
これらの声を出す行為も、周囲の観客の妨げになるようであれば、威力業務妨害罪が成立する。
武道館コンサートの際、メンバーが歌えなくなって進行が止まった時と、メンバーが最後のお礼のあいさつをして帰る時以外は、ほとんど呼ぶ人はいなかった。
あそこは、むしろ、声が出てきて当然なタイミングだったので、良かった。
すごくよく出来た観客だった。
リトグリ現場を表す象徴的なエピソードがある。
以前のバンドメンバーの時に、アカペラバラードで、バンドメンバーがケチャを始めたことがあった。
その時でさえ、観客は、ケチャしなかった。
リトグリ現場では、ケチャさえない。
あと、これは、言うまでもないと思うけど、ヲタ現場で、いわゆる“厄介”とされる行為も禁止だからね。
例えば、推しジャン、咲きクラップ、高速クラップなど。
以前に、HMVエソラ池袋で、リトグリのリリイベがあった時に、ジャンプ禁止だった。
リトグリの現場に、これまでジャンプする人はいなかったんだけど、店舗側から言われていたんだろうね。MCで、芹奈が、この場所はジャンプ禁止だから、ジャンプしないでくださいと言った。
そんで、結局、ミニライブ2回を終えるまでに、ジャンプしたのは、芹奈ひとりだけだったというね。
5、物を投げる、ステージに投げ入れる
禁止。
ステージに物を投げ入れる行為も含め、危険行為に該当する。
今回の武道館でもそうだが、ステージの足元にライトがある。物によっては、それらと接触して発火することもある。
ちなみに、紙テープって、昔はステージに投げ入れたみたいだけど、紙のテープそのもので、手とか顔とか切れるんだよね。
6、一緒に歌ったり、私語・会話
周囲の人に聴こえる大きさのものは禁止。
これらの声を出す行為も、周囲の観客の妨げになるようであれば、威力業務妨害罪が成立する。
一緒に歌って良いのは、メンバーが観客にマイクを向けて、歌うことを促すことがあるから、その時だ。
また先日の武道館公演のように、『一緒に歌おう企画』がされている場合もOK。
7、携帯電話など音の出るもの
携帯電話はマナーモードで良い。携帯電話の電波が数メートル先の電子機器に影響を及ぼすほど強かったのは、肩から掛けるポータブル電話機で重量3kgとか初期の頃の話だ。今は全く問題なし。
「携帯電波がコンサートの電子機器に影響がある」とかいうデマは、いまだに流れてくるけど、時代遅れって気がつかないのかな。
飛行機の機内など、機内のほんの一部だが、壁や床など数センチ以内、下手したら壁を隔てて数ミリ以内に飛行制御用の電子機器があるような環境ならともかく、コンサート会場では、電子機器まで数10cmから数メートルはある。電波の強さは、距離の二乗に反比例する。これで影響あったら、逆に凄いよ。
マナーモードのやり方を知らないのか、重要な時に鳴らすアホは、いるんだよね。
記者会見の最中に鳴らす記者もいる。こんなタイミングで鳴ったら、テレビの音声にも入るって、わからないみたいだ。記者クラブには、特オチなしという互助会みたいな暗黙のルールがあるので、記者会見を聞き逃しても、質問できなくても、痛くもかゆくもないんだよね。だから緊張感のかけらもない。外国特派員協会での記者会見の方がはるかに緊張感があるよ。
だから、携帯を鳴らした記者には、うちの記者懇と合コンを、出入り禁止にしたことがある。(笑)
それはさておき、他にも、音の出るものは、ブブゼラとか、タンパリン、カスタネット、トライアングル、シンバルとかね。
もう、こんなん、言わなくてもわかると思うけど。
言わなくてもわかるだろうに、携帯鳴らすアホは、いまだにいる。
ちなみに、私の知人のビデオカメラマンは、本番中に自分の携帯が鳴って首になった。
8、撮影、録音
動画撮影・録音は禁止だ。著作権法違反。
静止画撮影は、リリイベの場合、ライブ中に限ってOKのことが多い。
ちなみに、デビュー前は、動画撮影も可能だった。むしろ撮影してyoutubeにアップすることを推奨していた。っていうか、それ以前に、観客が少なかったんだけども。
単独コンサートでは、『青春フォトグラフ』で撮影可となることが多い。
フェスなどイベント出演では、他の出演者と揃えるために、全ての撮影・録音が禁止となることが多い。
ちなみに、海外のライブでは撮影し放題が標準だ。
9、アカペラ中のクラップ(手拍子)
リトグリの場合は、OK.
一般的には、アカペラ中のクラップ(手拍子)は、マナー違反とされる。
これは、手拍子があると、リズムが狂ってしまう可能性があるからだ。
リトグリの場合は、観客の手拍子が先走ろうと遅れようと、全く関係なく、正しいリズムを刻むことが出来る。
アカペラメドレーの際にも、むしろ、観客にクラップを求めているぐらいだ。
そんな動画が残っているので紹介しよう。
2014年に宮下公園で行われた渋谷ズンチャカでのこと。
HARMONYを歌いはじめて、1分15秒後に、音響トラブルで伴奏が切れる。メンバーは、そこからアカペラで歌い続ける。
観客の手拍子が乱れようと遅れようと関係なく、正確にリズムを刻み続ける。
↓
そんなわけで、アカペラ中でも、メンバーからクラップを求められたら、クラップしてほしい。
10、タオル振り回し
『SAY!!!』や『全力REAL LIFE』など、タオルソングがある。そういった曲では、がんがんタオルを振り回してほしい。
バラードとかでは、タオルは振り回さないよ。
スポーツタオルとか、大きいのは、ちゃんと折りたたんで回そう。
あと、INSPi圭介さんには、『SAY!!!』の時に、ヌンチャクを振り回さないでと、いちおう言っておくか。
11、帽子や被り物や盛り髪
これも、後ろの視界を遮るようなものは、威力業務妨害罪。
ウォッチキャップのような、頭に密着してつばのないものなら大丈夫だろう。
ソフトハット、ボーラーハットなど、頭に密着していない帽子、キャペリンなどつばの広い帽子はNGだ。
もう、ハロウィンですか?ってぐらいに大きな帽子とか被り物ね。
盛り髪も、上部や横に膨らませるように盛るのはNG.
大きなヘアアクセサリーも同じく。
もう、結婚式の花嫁ですか?ってぐらいに、大きなティアラとか花飾りとかね。後ろの人から邪魔なだけだから。
12、出入り待ち
実は、これは、一番微妙な問題。
歩きの出入り待ちと、自動車の出入り待ちに分けて解説しよう
歩きの出入り待ち
例えば、井上芳雄さんの出待ちは、プリンスロードと呼ばれ、出待ちのファンが一列に並んで待機する。プレゼントを渡したり握手もできたり、ファンサービスの良い機会となっている。
井上芳雄さんも、並んだファンに一人一人対応するという。
ぶっちゃけ、井上芳雄さんは身長181㎝あるし、女性ファンに囲まれて、もみくちゃにされても、怖くもなんともないだろう。女性ファンから身体をあちこち触られちゃっても、軽い冗談で済む。(奥さんは心配だろうが‥)
まあ、それでも集団心理は危険なんだけども。
ジャニーズファンの一部に、ヤラカシ(やらかしちゃったの意)と呼ばれる人たちがいるんだけども、かなり危ないようだ。
熱心さが暴走して、タレントが危険を感じるほど。これも集団心理。
プライベートまで追っかけたら、それは、ストーカーだから。
どこが境界線か、わかりやすい目安がある。
TVやライブなど出演用の衣装(私服っぽい服装もあるが…)を着てる場合は、見られる事や人が集まる事を前提とした仕事中だ。邪魔にならなければ、追っかけてもOK。
私服を着てる場合は、リハや打ち合わせなど、見られる事や人が集まる事を前提としていない。たとえ仕事中でも、追っかけるのはNG。プライベートなら追っかけるのは禁止。
メディア出演時には見せないメガネやサングラス、あるいはマスク、帽子など、変装をしてる場合、プライベートの可能性が高い。追っかけるのは禁止。
リトグリメンバーは、男性に比べれば、小柄だ。
かれんとmanaka以外のメンバーは、女性としても小柄な方だろう。
出待ちの際に、ちゃんとした規制線を張って警備をしない限り、もみくちゃにされる危険がある。
これまでは、ファンのマナーが良くて何事もなく済んでいた。
集団心理は怖い。1人が暴走しだすと、我も我もと殺到する危険性がある。人数が増えれば増えるほど、集団心理に影響される。
スタッフの人数がいて警備できる状況なら、出待ちOKだ。
逆に、最低限のスタッフしかいない場合は、出待ちNGだ。
自動車の出入り待ち
メンバーが乗った自動車の出入り待ちは、それはそれで、また問題が出てくる。
例えば、渋谷のBunkamuraオーチャードホールの場合、10人ぐらいまでなら出待ちしてしてもそんなに問題ではない。ところが、100人が出待ちしていたら、歩行者の通行の妨げになってしまう。
100人ぐらい出待ちしたい人がいたとして、どうやって10人を選抜するよ?
日本武道館の場合。
北の丸公園の北詰にあたるので、他の自動車交通や歩行者の妨げにはほとんどならない。(科学技術館から九段下駅へは清水門の方が近い。)
北の丸第三駐車場があるが、ここも、ほとんどは武道館の利用者用だ。
とすると、武道館北側から、歩道に沿って並べば、問題なく出待ちできるように感じられる。
集団心理に陥らない程度の少人数であれば大丈夫だろう。
集団心理に陥ってしまった場合、一人が車に近づこうと踏み出すと、みんなが車に近づこうと殺到するようになってしまう。その結果、自動車の進行方向に立ちふさがって接触事故が起こったり、後方の人が前に出ようとして、前の人を倒し、将棋倒しの事故が起こる。
それらを予防するためには、歩道から車道に出ないような柵や、警備が必要。
それだけの警備ができる状況であれば出待ちOKだ。警備が出来ない状況なら、出待ちはNG.
東京国際フォーラムの場合、出待ち対策用に、歩道上にフェンスが張られている。これにより、ファンが車道に飛び出してくる危険性は少ない。もちろん、車道上で、出待ちは論外。
100人ぐらいなら、出待ちしても大丈夫だろう。そのぐらいの歩道の幅はある。
だが、500人出待ちしたら、歩行者の妨げになる。
このように出入り待ちは、現場の状況と警備状況次第。
警備には経費が掛かる。出入り待ちは、直接的には収益が発生しない。
それなら、禁止しちゃえば良いというのが、普通の考えだろう。
わざわざ目くじらを立てる必要もないが、OKにしておくと、事故があった場合に責任問題となる。
それなら禁止しておけば、責任問題にはならない。
でも、長期的にファン層を維持するためは、こういったファンサービスも重要。
なかなか、難しいところなんだよね。
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