この記事は、次の記事から分割したものだ。元の記事を読みやすくするために、本編以外を他へ移すことにした。
   ↓
リトグリ武道館公演レポート というよりも、反省会。

まずは、元々の記事の前置き部分。

リトグリ武道館公演で、メンバーの涙を理解するためには、絶対に必要な事前知識がある。
それだけは、前置きとして述べておきたい。


2015年4月15日TSUTAYA O-EASTでのmanakaの涙

2015年4月15日TSUTAYA O-EASTでのリトグリ単独コンサートで、manakaは、涙ながらに、こう言った。抜粋引用する。
何年かかってもいいので、誰に何を言われてもいいので‥
何年かかってもいいので、私たちと一緒に、武道館でリトグリの歌を歌えるように、みなさん一緒についてきてください。
(中略)
頑張っていれば、いつか花は咲くと思いますので‥
Colorful Monster(初回生産限定盤)(DVD付)のDVDラストに入っている。あらためて聴いてほしい。


言い方もどこか自信なさげだった。
この時点では、リトグリメンバーにとって、武道館での単独コンサートは、「何年かかってもいい」と涙ながらに訴えるほど、遠い夢の話だった。


武道館公演のレポートをする前に、まずは、そんな話から入りたい。

っていうか、manakaってさ、「誰に何を言われても良い。」って言うわりには、メンバーの中でも、一番のうるさ型だよね。


リトグリが武道館公演に至るまでの話

2013年5月6日、中目黒のLGMシアターでの無料ライブが、リトグリとして、初の箱ものワンマンライブ。この頃は、まだ無料ライブ。場所もLGMシアターなので、ワタナベエンターテイメントスクール内の施設だ。まあ、お客さん入れてのライブの練習に近い。
この時(5月6日)に、まだリトグリに加入する前のmanakaが見学に来てたって話なんだよね。それで、ライブ終了後に、manakaのオーディションがあって、リトグリに入ることを決めたという。

この夏にもリトグリの合宿。LGMシアターやJOL原宿、表参道GROUNDなどでのフリーライブもあった。

manakaは、当時からソロ歌唱は上手かったけども、ハモリは初心者、ダンスも踊れない。グループの足を引っ張っているという自覚があったんだろうね。崖っぷちに立たされていたと思う。

それでも、manakaが、しだいにリトグリの中でリーダー的なポジションになっていったのは、MCが他のメンバーよりは上手な事と、音感が抜群に良いから。MCがメンバーよりは上手いことは、みなさんご存じだろう。メンバーの音感の差については、メンバーみなハイレベルで、違いが分かりにくい。

メンバーの音感については、全員絶対音感という情報(スポニチ)もあるが、そうでないという情報もある(文化放送『楽器学園』2016/2/17放送)

詳しくは、記事にした。
  ↓
リトグリメンバーは、絶対音感か? 映像解説

本題に戻る。
リトグリとして初めての有料のライブは、2013年9月の表参道GROUNDでのワンコインライブ。500円

2013年には、表参道GROUNDで何回か1000円のワンマンライブをしている。

2014年3月プレデビューして、表参道GROUNDで、1500円。

3月から4月にかけて、リトグリお試しツアー(ショッピングモールでの無料のミニライブ)
このお試しツアーの様子が、youtubeにアップされたりしている。当時は動画撮影可能だった。メンバーが、「youtubeとかにアップしてください。」って、拡散をお願いしていたんだけど、そもそも観客が少なかったというね。
客席を見ればわかるが、ガラガラだよ。ライブが始まってから、現場に到着しても、最前列に来ることができるぐらいだ。

5月にリトグリ強化月間で、対バンツアー(武者修行ツアー)
場所によっては、観客が二人しかいなかったとか、伝説になっているツアーだ。
この武者修行ツアーを通して、manakaがメンバーと打ち解けたといわれる。(俺もいつか、manakaと一緒に武者修行ツアーしたら、打ち解けることが出来るんじゃないかと思う。)

この頃からかな、リトグリのハーモニーが、見違えるように綺麗になってきたのは。
それまでは、歌の上手い子たちが、形だけ揃えていただけのハーモニー。楽譜をなぞっただけだった。

それでも、プレデビュー前後から、中川翔子さんのライブで使ってくれてるし、ゴスペラーズもアカペラコンサートに招いてくれたりしてる。将来性を見込んでくれたんだと思う。さまざまなアーティストとのコラボも、この時期にしてもらっている。ありがたさが身に染みるね。


デビュー前まではリトグリのワンマンライブというと、中目黒のLGMシアターや、表参道GROUNDだった。LGMシアターはワタナベエンターテイメントスクールの中だし、表参道GROUNDは、ほぼ事務所(ワタナベエンターテインメント)の中だと言える。

表参道GROUNDで、オールスタンディングで300人の規模だ。(そのわりにステージが高くて、オールスタンディングでも観やすい。)
まあ、300人の規模なら、チケット全部さばけなかったとしても、関係者と友達とスクール生が入れば、まあなんとか格好がつく。

ワンマンライブで初めて外に出たのは、2014年11月24日の渋谷duo MUSIC EXCHANGEだ。
2800円(税別ドリンク代別)で、完売した。完売したのは、Kさん(名前を伏せてイニシャルじゃなくて、関根麻里さんの旦那さんね。)のおかげだったかもしれない。やっとライブらしくは、なってきた。
渋谷duo MUSIC EXCHANGEは、収容人数700人だ。ちなみに、この頃までのアンコールの掛け声は「LGM」だったのだが、あまり揃わなくて、いまでは、辞めてしまったようだ。まあ、揃わないよりは揃っていた方が良い。
人数が多くなればなるほど、全ての人に周知させるのが難しくなる。(コンサート会場でのサプライズなども含め、その手のノウハウは、私が持っているので、必要あれば、ご相談ください。特にアリーナ以上のビッグイベントでのサプライズは、ノウハウがないとかなり難しいです。)

そして、2015年春には、東名阪ツアーをした。初のツアーだ。
そのラストはTSUTAYA O-EAST 2015年4月15日のことだ。
当日券で3500円(税別ドリンク代別)。当日券もすぐに売り切れた。
やっと満員になったとはいえ、まだ1300人だ。

武道館公演を実現するためには、少なくとも、この5倍(6500人)を集めなければいけない。(このぐらい集客できれば、なんとか格好もつく。)

で、この記事冒頭の「何年かかってもいいから」というmanakaの言葉になる。

この秋のツアーでも、ラストのEX THEATER ROPPONGIが、1746人だ。もちろん完売したが、まだ武道館までは遠い。
コンサート会場を押さえる段階では、慎重に事を運んでいたことが伺える。

ところが、ゴスペラーズの協力を経て、「冬のガオフェス」と題して東京ドームシティホール(3120人)で、コンサートをすることになった時の話だ。
当初は、ゴスペラーズは、ゲストとして発表していなかった。
リトグリだけで、コンサートを発表して、どのぐらい売れるかを見極めたかったのだろう。
そして、コンサートを発表するとリトグリのFC枠だけで数倍の倍率になった。もちろん即日完売だ。
そんなわけで、ゴスペラーズは、ガオフェス当日まで、シークレットゲストのままだった。
これが、リトグリだけで完売できなかったら、ゴスペラーズの出演を発表して、売るつもりだったのだろう。
そのようなプロモーションをかけようとした形跡がある。というか、プロモーションで、テレビに出演したものの、プロモーションするものがなかったというね。「完売しました。」って宣伝していた。(笑)

東京ドームシティホールのチケット倍率が数倍なら、武道館を埋めることは簡単だよね。
で、年明けには、エレカシやボイメンと協力して、武道館のスケジュールを押さえてもらったんだろう。

そのあたりから、manakaは、「メンバーが高校生のうちに武道館でやりたい。」と言い方を変えている。


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