コンサートでサプライズイベントをしたいという声がある。
ハッピーバースデーイベントなどもやりたいという声もある。
そこで、メリット・デメリットについてと、成功させる方法についてまとめた。

メリットは?


成功すれば、話題性ができる。
ファンが自ら参加して、イベントを成功させることで、より熱心度の高いファンになる。
ファンの拡散力が強くなると、BillboardチャートやTwitterTVエコーなど呼びかけの効果を上げやすくなる。

デメリットは?

ファンの分裂・対立となると悪影響。
失敗すると参加したファンの熱心度が下がる。
お金のかかるイベントなら、その分、グッズでも買ってもらった方が、リトグリのため。


イベントを成功させる三原則


1、早くから準備

できるだけ早くから準備をする。

2、大勢の人を巻き込む

コンサート会場にいる全ての人に周知し、賛同を得られてあればOK.
逆に、周知できていなければ失敗する。

3、コンセンサス(集団的合意)を得る。

SNSなどで参加者同士、時間をかけて良く話し合い、コンセンサスを得る。
このプロセスを十分に経ないと、分裂・対立を生む。


イベントを成功させる方法


1、あらかじめ、自分と協力者の拡散力を増やしておく


フォロワーの少ない人が1人で言い出しても説得力がない。
あらかじめ、誰か一緒に呼びかけてくれる協力者を作り、それぞれの拡散力を増やしておこう。

これは、日頃からやっておきたい。
Twitterが良いだろう。もちろん、インスタグラムでもLINEでも良いが、拡散力はツイッターが圧倒的だ。
拡散力を増やすために、Twitterのフォロワーを増やそう。リトグリ公式のフォロワーや、リトグリに関してツイートしてる人をフォローして、フォローバックを期待する。フォロー5千人になると、フォロー:フォロワー比率(FF比率)で1.1:1の制限がある。cheetahなどの管理ツールを利用して、フォローバックのなかった人を整理し、FF比率を維持しよう。
1日に多くフォローしすぎると、凍結されてしまう。その限度は、人によって違うようだ。例えば、開設したてのアカウントでは1日にフォローできる限度が30とか50とか言われている。(定かではない) フォロワーが増えてくると、もっと多くても大丈夫だ。(と言われている。定かではない。)

ちなみに、どのSNSでも、拡散を促す行為はスパム。
拡散をして欲しいからといって、過度に拡散を促すとスパムとなる。
例えば、次のようなものがスパムとされる。つい使ってしまいがちなので気をつけたい。
○○だったらRT
○○はRT
RTしたら○○
何秒以内にRT
まあ、いわゆるRT乞食と蔑まれる行為だね。

これらは、日本データ通信協会の迷惑メール相談センターによると、「どんな内容でも誰かに転送を促す内容はチェーンメールであり、迷惑メールです。」とし、SNSによるチェーンメッセージにも注意するようにパンフレットで呼びかけている

一例を挙げよう。
   ↓

これは、「誰かに転送を促す内容」であり、チェーンメッセージ(スパム行為)にあたる。


Twitterの凍結基準は、システムの負荷、自社も訴えられるなど、自社にとって都合が悪いかどうかだ。
Twitterで凍結されないから大丈夫だとタカをくくっていると、いきなり逮捕になる。
熊本地震の際にデマツイートをしたとして、偽計業務妨害罪で逮捕された事例がある。(「ライオン逃げた」熊本地震のデマ情報を拡散した疑い 20歳男を逮捕


2、発起人集め(個別交渉&公募)

発起人のフォロワーの数の合計が、リトグリ公式のフォロワーの合計より多くなるのが望ましい。
フォロワーが2000人いる人を100人集めれば、合計20万人になる。
もちろん、ダブりもかなりあるだろうから、それでもすべてをカバーできているわけではないが、説得力は大きい。
発起人の数と、そのフォロワーの合計が多くなればなるほど、説得力が大きくなる。

ブロガーなど情報発信力の強い人に発起人になってもらうと説得力が大きくなる。
ブロガーやフォロワーの多い人とは、個別に交渉し、同時に公募すると良い。

私の「食彩旬感」のアカウントは、フォロワーが多いが、あのアカウントのフォロワーのほとんどはKARAの応援をやっていた頃のものだ。近頃では、ガオラーがいないことはないが、少数だ。日常的にも、食べ物や広報戦略関連のアカウントとして、ブログともども使用している。そちらのアカウントは、数としてはあてにしないでほしい。


3、議論の場作り


掲示板などで、発起人同士、スタッフ同士、参加者同士が議論できるような場を作る。
TwitterのDMやlineのグルでも良いんだが、いずれも参加者数に限度がある。発起人同士や、スタッフ同士で議論するには向いているが、イベント参加者をすべて集めての議論には向いていない。
そうなると、やはり掲示板とかが良いだろう。

サプライズイベントだと、議論の場は、どこか隠れた場所に設定する必要がある。
会員制の掲示板などが良いだろう。
無料の会員制の掲示板があるので、利用すると良い。

ここで、企画や実行方法について十分に議論してコンセンサスを得る。時間をかけて議論をする方が良い。


4、企画、運営への根回し


コンサートの主催者への根回し、協議をする。
これも大枠が固まったぐらいで、早いうちから主催者と話をした方が良い。
イベントの内容によっては、できることとできないことがある。

5、スタッフ集め(個別交渉&公募)

コンサート当日に現場で、イベントの実行にあたるスタッフを集める。
現場で全ての観客に周知させるためには、ブログやSNSだけでは、行き届かない。やはり現場で動く必要がある。千人以上の人に周知させるためには、それなりにスタッフが必要。
参加者にチラシを配るにしても、1000人から5000人に配るのは、大変だよ。
印刷だって、ただというわけにはいかない。

イベントの撤収まで、計画はきちんと詰めておく。イベントが終了したら終わりではない。きちんと撤収作業をして終了。


6、参加者を募る

実行のめどがたったところで、参加者を募る。
ここで発起人の数と、発起人のフォロワーの数の合計が利いてくる。多い方が説得力が強い。

インターネットやSNSでは、全ての観客をカバーできないので、当日現場で参加者を募る方法も検討しておきたい。






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